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「広重 名所江戸百景」から「馬喰町初音の馬場」 |
初音の馬場は旗本のための馬場で、浅草橋に近い一角にあった。分間江戸大絵図でも緑色で表現されている。
現在に推定すると、水戸街道と靖国通りの交わる浅草橋交差点に大半がなってしまったようだ。
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「広重 名所江戸百景」から「大伝馬町こふく店」 |
「現金掛け値なし 下村大丸屋」と看板に書いてある。
大丸は享保ニ(1717)年、下村彦右衛門が京都に創立した。
江戸には寛保三(1743)年に進出した。
よく知られるように「現金掛け値なし」は三井高利の三井越後屋が天和三(1683)年に始めた商法である。
明治四十三(1910)年、大丸は東京支店を閉鎖するが、現在は東京駅八重洲口に復活している。
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