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「広重 名所江戸百景」から「芝愛宕山」 |
愛宕山は海抜26メートル。本家、京都洛西の愛宕山(924メートル)に比べるべくもないが、台地の先端に位置し、展望がよかったろうと推察できる。江戸湾の弁才船(輸送船)と西本願寺の大屋根が遠望できるが、現在は眺望が効かない。せっかく86段の男坂急階段を登っても、がっかりしないように予めお断りしておく。愛宕山はその立地から大正14(1925)年東京放送局(JOAK)開局以来、放送の故郷的位置付けにあり、現在は役割を背後にある東京タワーに譲り、放送博物館となっている。
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